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ミシオネスの風景(題字横、カラー) ハナグマの親子 オレンジの木には実がいっぱい オオハシ ニワトリ 農夫と馬 犬のトゥケ ワナにはまったチビのハナグマ 真夜中の訪問 遊ぶ子どもたちとハナグマの子 ガラガラヘビ やられてしまったチビ 子どもたちはベッドですやすや

南米ジャングル童話集

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あるところに、三びきの子をもつ母さんハナグマがいました。家族で森に住み、木の実やベリー、鳥の卵(たまご)をとって食べていました。木の上にいてもの音を聞けば、地面にまっしぐら、しっぽをピンと立ててすばやく逃(に)げていきます。

ハナグマの子どもたちが、だいぶ大きくなったある日、母さんハナグマは、みんなをオレンジの木の上に集めました。南アメリカでは、野生のオレンジの木が、森のあちこちにはえています。元はといえば、スペインからやってきた木でした。母さんハナグマはこんな話をしました。

「みんないい、あんたたちはハナグマって言えるくらい大きくなりました。自分で食べものをとってくる時期にはいったの。どうやって食べものをとったらいいかを知るのは、とても大事なことです。それはね、大人になったら、どんなハナグマもみんな、なんでも自分の力でやるようになるからなの。一番年上のおまえは、カタツムリとゴキブリが好きだったね。まきの中や、たおれている木の下を探(さが)すといいよ。カタツムリもゴキブリもたくさんそこにいます。二番目のおまえは、オレンジが好きでしょ。この森には、12月がくるまでは、たくさんオレンジの実がなってます。一番下のあんたは、いつも鳥の卵が食べたいって言ってるわね。そうね、鳥の巣はどこにでもあるよ。それを探せばいいの。でも一つだけ注意して。卵を探しに農場まで行ってはだめ。農場に近づくのは危(あぶ)ないからね」

「それからね、もう一つ気をつけなくちゃいけないものがあるの。それは犬、犬なの。犬の近くに行ってはだめ。母さんは犬と戦ったことがあるの。この折れた歯を見てごらん。犬と戦って歯が折れたの。だからね、母さんの言ってることはたしかなの。それにね、犬のうしろからは人間がやってくる、銃(じゅう)をもってね。銃は大きな音をたてて、ハナグマを殺してしまう。犬や人の声、銃の音を聞いたら、高い木の上にいても、飛びおりて走るの、走って、走って、走るのよ。そうしないと、あんたたちはまちがいなく殺されてしまう」

これが母さんハナグマが子ハナグマたちに言ったこと。するとハナグマの子たちは、さっと木の上からおりて、それぞれ葉っぱの中に鼻づらをつっこみ、左から右へ、右から左へ、となくしたものでも探すみたいに、かぎまわりました。それがハナグマの狩(か)りのやり方なのです。

カタツムリとゴキブリが好きな一番上のハナグマの子は、目にした倒木(とうぼく)の下を一つ一つ探ったり、枯(か)れた葉っぱをひっくり返しました。少ししてその子はおいしいご飯にありついて、眠(ねむ)くなり、葉っぱのふかふかベッドの上で寝(ね)てしまいました。オレンジが大好きな二番目の子は、その場所から動きませんでした。オレンジの木から木をまわって、一番おいしい実をみつけて食べました。一度として木の上から飛びおりることはありませんでした。そこは深い森で、人も、犬も、銃も、近くにやってくることがなかったのです。

しかし、鳥の卵しか食べたくない三番目の子は、苦労してあちこち探しまわることになりました。一日じゅう丘の斜面(しゃめん)を探して探して、たった二つの鳥の巣しか見つけられませんでした。一つはオオハシの巣で卵は三つ、もう一つはハトの巣で卵は二つ。たった五つの小さな卵だけ! それではもう大きくなったハナグマには、ぜんぜん足りません。夕方になって、チビのハナグマは朝起きたときと同じくらい腹ペコでした。寒くて疲(つか)れはて、ひとりぼっちで森のはずれですわりこみました。

その場所から、農場の緑の草地が見おろせました。チビのハナグマは、母さんがそこのことを何と言っていたか思い出しました。

「なんでマンマはああ言ったのかなあ。卵を探しに、農場の囲いのところに行っちゃだめだろうか?」

そうひとりごとをつぶやいたとき、チビのハナグマが耳にしたのは、奇妙(きみょう)な鳥のうたごえでした。「クック、ドゥーゥ、ウーッウー」 遠い遠いところ、農場の方から聞こえてきました。

「あんな大声で鳴く鳥の声を聞いたことがあったかな?」とチビのハナグマ。「どんだけ大きな鳥なんだろう。卵はココナッツくらいあるんじゃないか?」

「クック、ドゥーゥ、ウーッウー」と、また鳥のうたごえが聞こえてきました。チビのハナグマは、ココナッツの大きさの卵を探さずには、もういられません。うたごえは右の方から聞こえてきました。それでその子は、森の中をとおって、反対側の草地まで近道をしました。

もうお日さまは沈むところでしたが、ハナグマの子はしっぽを立てて走っていきました。とうとう森のはしまで来て、草地を見おろしました。

「クック、ドゥーゥ、ウーッウー」

もう遠くはありません、農家が見えています。庭に男が一人いました。その男は長いブーツをはいて、馬を納屋(なや)に引いていくところでした。庭のフェンスの上に、探していた鳥がいるのをハナグマの子は見つけました。

なんてボクはバカなんだ。空をとぶ鳥じゃない、おんどりだ。森で大きな木の上にいたとき、マンマが教えてくれたおんどりだよ。おんどりは歌がうまいんだ、そしておいしい卵を産(う)むめんどりたちといっしょにいる。ってことは、すぐに山ほどの卵が食べれられるってことだ。

少しの間、チビのハナグマはすわって、おんどりと納屋と農家を見ながら、母さんが何と言っていたか思い出してみました。でも最後にはこう考えました。「マンマはここにいない。ぜったい見つからないさ」 暗くなったらニワトリ小屋でまで降りていって卵を探そう、と心を決めました。

太陽は沈み、すっかり暗くなっていました。自分の前足も見えないくらいです。チビのハナグマは、しのび足で黒々とした森から出ると、農家に向かいました。

庭に入ると、チビのハナグマは立ちどまり、耳をすませました。何の音も聞こえません。ハナグマの子はもうワクワクしています。これから100個の、いや1000個の、いえいえ2000個の卵だって食べられます。ニワトリ小屋はどこかな、とハナグマの子は見まわしました。あった、あれだ! 小屋の扉(とびら)に忍(しの)びよると、中をのぞきました。

扉の向こう、右側の地面に、何を見たかといえば、卵です。なんて大きな卵でしょう! ココナッツより小さかったとしても、オレンジくらいはありました。それに暗闇(くらやみ)の中で、白く美しく輝(かがや)いています。「あれはデザートにとっておくかな」と、チビのハナグマは考えてみました。でももう口の中はつばでいっぱいです。一秒たりとも待てません。前に進みでると、前歯を卵にかけました。しかし!

カチャーン。

卵にちょっと触(ふ)れたと思ったら、大きな音が響(ひび)きました。顔をなぐられたような衝撃(しょうげき)におそわれ、鼻に鋭(するど)い痛みがはしりました。

「マンマ、マンマ」 チビのハナグマは泣きながら、飛びまわりました。鼻に何かが食いついています。ワナにはまったのです。そのとき、犬が吠(ほ)えはじめました。

チビのハナグマが森で暗くなるのを待っていたとき、農場では、お父さんが子どもたちと庭で遊んでいました。一人は五歳(さい)の女の子、もう一人は六歳の男の子でした。ふたりとも輝く金色の髪(かみ)でした。お父さんと追いかけっこをしては、パタンと草の上にたおれこみました。そして起き上がると、また走りだしました。父親もころんだふりをして、三人で楽しく遊んでいました。

あたりが暗くなってくると、父親が言いました。

「さあ、もう終わりにしよう。鶏小屋(とりごや)にワナをしかけておこう。ニワトリを殺したり、卵を盗(ぬす)もうとするイタチをつかまえるんだ」

三人で鶏小屋にいって、ワナをしかけました。それから夕ごはんを食べて、女の子と男の子はベッドに連れていかれました。

でもふたりともワナやイタチのことで、とてもワクワクしていて、眠(ねむ)ることができません。とうとう子どもたちはベッドの上で、まくら投げをはじめました。父親と母親は下の食堂で本を読んでいました。子どもたちがさわいでいるのを耳にしましたが、そのままにしておきました。

するとまくら投げが、急にとまりました。ちょっと間をおいて、男の子が声をあげました。

「パパー、パパー。イタチがワナにかかったんだ。ほら、トゥケが鳴いてる。ぼくらも見にいきたいよ」

トゥケというのは、この家の犬の名前です。

父親は来てもいいけれど、くつをはきなさいと言いました。夜はだしで外に出ると、ヘビがいるから危険(きけん)だというのです。

ふたりの子どもはパジャマのままで外に出ました。

そしてさあ、ワナには何がいたでしょう。父親が鶏小屋の入り口で、トゥケの首輪を引いて身をかがめました。からだを起こすと、その手にはハナグマの子のしっぽがありました。ハナグマの子はおおあばれ、キーキーと声をあげて鳴いています。「マンマ、マンマ」 コオロギみたいにかん高い、するどい声でした。

「パパー、クマちゃんをころさないで。こんなに小さくてかわいいんだから」 男の子と女の子がたのみました。「ぼくらにちょうだい、育てるから」

「わかったよ」 父親が言いました。「飼ってもいいけれど、水をやるのを忘れちゃだめだぞ。きみらもノドがかわいたら、水をのむだろう」

こう言ったのにはわけがありました。以前にヤマネコをつかまえて、ペットとしてふたりに与えたことがありました。子どもたちは食料庫にある肉をたくさん与えましたが、水をやることなど思いもつきませんでした。かわいそうなヤマネコは死にました。

ヤマネコを入れていた檻(おり)は、いまも鶏小屋のそばにありました。その中にハナグマの子を入れると、家に戻りました。こんどはベッドに入るとふたりとも、あっという間に眠(ねむ)りにつきました。

真夜中になって、あたりが静まりかえるころ、チビのハナグマは三つのかげが、月明かりの中、檻に近づいてくるのを目にしました。チビのハナグマの鼻は、ワナにかまれたせいでヒリヒリしていました。三つのかげはゆっくり、音をたてないようにそろそろと近づいてきます。自分を探す母さんと兄さんたちだとわかると、チビのハナグマは胸がドキドキしはじめました。

「マンマ、マンマ」 檻(おり)の中からチビのハナグマは声をあげました。犬を起こさないよう、小さな声でです。「ここだよ、ここだよ。ここから出して。こわいよ、こわいよ。マンマ、マンマ、マンマ」 チビのハナグマは涙で声をつまらせています。

母さんハナグマと兄さんたちは、チビを見つけて大喜び。檻ごしに鼻でチビにすりすりし、前足でなでなでしました。それからなんとかして、この檻からチビを引っ張りだそうとしました。まず檻のワイヤーをかわるがわる歯でかみきろうとしました。しかし針金(はりがね)は太くてがんじょうで、どうすることもできません。すると母さんハナグマに、いい考えが浮かびました。

「人間たちはやすりでワイヤーを切ってる。どこに行けばやすりはあるかしら。やすりというのは、ガラガラヘビのガラガラみたいな鉄の棒(ぼう)なの。その棒を押したり引いたりしてつかうの。そうするとワイヤーが切れる。作業小屋に行って、一つ見つけてこようね」

三びきのハナグマは、農場の主人(しゅじん)が道具をしまってある小屋に急ぎました。すぐにやすりを見つけると、それをもって檻にもどってきました。ワイヤーを切るのはとても大変だろうと思いながら、みんなでやすりを持ち、押(お)したり引いたりしました。力いっぱいやったので、檻がガタガタとゆれ、大きな音があたりにひびきました。あまりに大きな音でしたから、トゥケが目をさまし、大声で鳴き声をあげはじめました。ハナグマたちはそれを聞いて恐くなりました。犬のトゥケから、そのやすりをどこからもってきた、と訊(き)かれると思い、あわてて逃げ出しました。しっぽを立てて、森へ走って帰りました。

男の子と女の子は、つぎの朝とても早く目をさまして、新しいペットのようすを見にいきました。チビのハナグマは一晩(ひとばん)じゅう、檻(おり)の中でじっとうずくまっていました。

「なんて名前にする?」と男の子。

「ジュウシチ、っていうのは?」と女の子。「17まで、あたし数えられる」

さて「ジュウシチ」君は、朝ごはんに何を食べたでしょう。前の晩(ばん)にぬすもうとした、にわとりの卵を一つ。それからバッタを、そのあとに肉を一切れ、そしてブドウをひとふさ、しまいにはチョコレートまで! その日の終わりには、ふたりの子どもたちが、檻の外から手をのばし、頭をなでるがままにさせました。チビのハナグマは、自分の身に起きたことのすべてがすばらしく思えてきて、檻にとじこめられていることが、野山を走りまわっているときと同じくらい好きになっていました。差し出される食べもののすべてに、すっかり夢中でした。そして自分のところにやってくる、きいろい髪(かみ)の子どもたちを好きになりました。

その夜とつぎの夜、トゥケが「ジュウシチ」の檻のすぐそばで眠っていたので、母さんハナグマと兄さんたちは近づけませんでした。でも三日目の夜には、元どおりになりました。三びきのハナグマはまっすぐに作業場に行き、やすりを取ると檻まで走ってきました。

「ねえ、マンマ。ぼくここにいたいよ。卵がほしいだけ食べられるんだ。それにぼくにとても優(やさ)しくしてくれる。今日こう言われたんだ、もしいい子にしていたら、庭に放(はな)してくれるって。その子たち、きいろい髪(かみ)をしてる。人間の子どもなんだ。ハナグマの子みたいにね。いっしょに遊んだら、楽しいだろうね」

それを聞いて、三びきのハナグマは悲(かな)しい気持ちになりました。でもなんとかがまんして、また夜になったら「ジュウシチ」に会いに来ると約束して、帰っていきました。

そして毎日それはつづきました。毎晩あたりが暗くなると、晴れていても雨がふっていても、母さんハナグマはふたりの子をつれて、チビのハナグマに会いにやってきました。チビのハナグマは、檻のすき間から、パンやチョコレートをみんなにあげました。みんなはおりのそばの地面において、それを食べました。

2週間して、チビのハナグマは庭に放(はな)たれました。夜になると、自分で檻にもどってそこで眠りました。鶏小屋に近づきすぎると、この家の主人はチビのハナグマの耳をひっぱりましたが、それ以外なんの問題もありませんでした。子どもたちはますます、ハナグマの子に夢中になっていました。そしてハナグマの家族も、人間の子どもが自分たちの末っ子にやさしくしているのを見て、その子たちが好きになりました。

しかしある夜のこと、あたりが暗く、ひどくむしむしして、山の上で雷雨(らいう)が起こると、ハナグマの家族は「ジュウシチ」の名を大声で呼びはじめました。「ジュウシチ、ジュウシチ、ジュウシチー」 応えるものはいません。心配でたまらず、びくびくしながら檻まで行くと、中をのぞきました。

シューーッ!

ハナグマたちはびっくりして後ずさりしました。檻の入り口に、大きなガラガラヘビがとぐろを巻いていました。もう少しで、鼻先でさわるところでした。どうして「ジュウシチ」が返事をしなかったかがわかりました。ガラガラヘビにかまれて、チビは死んでしまったのです。

三びきのハナグマは、まずガラガラヘビをやっつけることにしました。三方からおそいかかり、何が起きたのかヘビが気づく前に、その頭をかみきりました。そして檻の中にとびこみました。「ジュウシチ」は血の海の中に横たわっていました。足を宙(ちゅう)にあげ、ハアハア息をついてからだをふるわせていました。母さんと兄さんたちは舌でからだをさすり、15分以上もすみからすみまでなめまわしました。でも様子(ようす)はかわりません。「ジュウシチ」はついに口をあけ、息をとめました。死んでしまったのです。ハナグマは免疫(めんえき)があるので、ガラガラヘビの毒で死にません。マングースなど他にもそういう動物はいます。でもこのヘビは「ジュウシチ」の動脈(どうみゃく)か静脈(じょうみゃく)をかみました。その場合、たとえ免疫がある動物でも、すぐにやられてしまいます。

母さんハナグマと兄さんたちは、チビのハナグマの死をなげき悲しみました。泣きあかしたあと、チビにしてやれることはないと思い、末(すえ)っ子のお気に入りだった檻を出て、森に帰りました。しかし三びきはずっと考えつづけていました。「人間の子たちが、チビが死んでいるのを見つけたら、なんと言うだろう。とても悲しんで、泣きつづけるかもしれない」 三びきは「ジュウシチ」が言っていたことを耳にして、人間の子たちが好きになっていました。それで三びきの頭には、同じ思いがありました。ふたりの人間の子をなんとかして、悲しみから救いたい。

三びきはそのことをしんけんに話しあいました。そしてついに一つの考えに行きつきました。二ばん目のハナグマの子は、見た目が死んだ末っ子とよく似ていました。毛の色も同じ、からだの大きさも似たようなもの、歩き方もそれほど違いません。弟の身がわりになって、檻の中に忍(しの)びこんだらどうだろうか。人間の子たちは少し変だと感じるかもしれないけれど、違う子だとは思わないでしょう。チビと三びきのハナグマは、農場であったことは何でも話題にしてきたので、身がわりはそれほどむずかしくはなさそうです。きっとうまくやれるはず。子どもたちはなにも気づくことはないでしょう。

三びきは走って檻にもどり、二ばん目のハナグマの子が死んだチビのかわりになりました。母さんハナグマと兄さんハナグマは、「ジュウシチ」を口で引いて森につれ帰り、葉っぱの下にうめました。

つぎの日、人間の子たちは「ジュウシチ」が一夜のうちにかしこくなったのを見て、少しおどろきました。しかし身がわりの子は、本物の「ジュウシチ」とかわらず、よくなついています。何が起きたのか、人間の子たちには知りようがありません。ふたりの子は一日じゅう、いつものようにハナグマの子と遊びました。そして夜になると、二ひきのハナグマが会いにやってきました。飼(か)われているハナグマの子は、いつもゆで卵を少し、二ひきのためにとっておきました。檻の前でそれを、ハナグマの家族はすわって食べました。その日農場であったことを、檻の中のハナグマは話しました。母さんと兄さんは、森であったことを伝えました。

ミシオネスの森(カラー)