登場する主な動物について

エイ イラスト
  • エイ
  • 多くのエイは海に住むが、川などの淡水(たんすい)に住むものもある。肉食で小さな魚などを食べる。体長は尻尾もふくめて1.5mから2mくらい。野生のエイは15〜25年生きる。このお話のエイのように、尻尾のとげから毒を出す種類もいる。

ドラド イラスト
  • ドラド
  • 名前はスペイン語で「金色」をあらわす。南米のアマゾン川水系やラプラタ川水系などに住む。大きいものでは1m にたっする。肉食。

カピバラ イラスト
  • カピバラ
  • ネズミ目の中で最大の種。体長105〜135cm、体重35〜65kgくらいまで成長する。草食性で性格はおだやか、人にもなつきやすい。タワシのように硬(かた)く長い毛におおわれている。泳ぎが得意で、鼻先だけ水上に出して眠(ねむ)ることもある。生息地は西海岸沿いをのぞく、南米の広い地域。

ヒョウ イラスト
  • ヒョウ
  • 英語ではジャガー(アメリカヒョウ)と呼ばれる大型のネコ。スペイン語ではティグレ(tigre)だが、南米にトラはいないのでアメリカヒョウを指すと思われる。

ハナグマ
  • ハナグマ
  • 南米ハナグマ、アカハナグマとも呼ばれるアライグマ科の哺乳類。南米の熱帯、亜熱帯の森林に住む。長い尾でバランスをとり、木の上でも活発に動きまわる。体色は灰色から茶褐色までバラエティーに富む。果実や昆虫、トカゲなどの爬虫類、鳥の卵などを食べる。

ガラガラヘビ
  • ガラガラヘビ
  • アメリカ両大陸(カナダ南部からアルゼンチン北部まで)の乾燥した草原や森林、砂漠などに生息する毒蛇の一種。しっぽの先にシャリシャリと音のする脱皮殻をつけている。リス、ウサギなどの哺乳類、トカゲや鳥を食べる。

オウム
  • オウム
  • 中南米、アフリカ南部、オーストラリア、南アジアなど南半球の熱帯、亜熱帯に住む、およそ372種からなる鳥。種や木の実、果物、木の芽などを食べ、木の洞に住む。ワタリガラスやカケスと同じように頭がよく、人の真似をして話すことからペットとして人気が高い。

シカ
  • シカ
  • 約16属36種のシカが、世界中の森林に生息している。草食性で、ウシのように4つに分かれた胃を持つ。子ジカは母親の世話のみで育つ。生まれて1週間は、草の中に隠れて暮らす。その後、母ジカといっしょに歩くようになる。1年間は母子はともに暮らす。

コロコロ
  • コロコロ
  • 南米中西部に生息する小型のネコで、パンパスキャットとも呼ばれる。狩りや繁殖についてわかっていることは少なく、夜行性で、小型の哺乳類や鳥類を食べると言われている。体長55-70cm、尾長27-35cm、体重3-7kgくらいが平均的なサイズ。

コアリクリ
  • コアリクイ
  • 中南米の森林・草原地帯に住む哺乳類。アリやシロアリを食べることからこの名がついた。歯がなく、頑丈な胃で咀嚼してしまう。体色は茶色で、チョッキでも着ているように肩から尻にかけて黒い毛でおおわれている。餌を探すため樹上で過ごすことが多い。

南米ワニ
  • 南米ワニ
  • 南アメリカ中部に生息するワニで、アルゼンチン北西部、ウルグアイ、南西部ペルー、パラグアイの川などにいる。オスのワニは2メートルから2メートル半くらいまで成長する。魚(ピラニアなど)、鳥、爬虫類、小さな哺乳類を餌とする。

大トラナマズ
  • コ大トラナマズ
  • 正式名はタイガーショベルノーズキャットフィッシュ。アマゾンやパラグアイなど南米の広域に分布する大型ナマズ。淡水魚。体長は1メートル以上。吻(口先)が長く、頭部が平たい。深い茶色に黒の横縞と黒斑が入り特徴的である。夜行性。

フラミンゴ
  • 南米ワニ
  • 長い脚と首をもつ大型の鳥で、湿地などの水辺を歩きまわって餌をさがす。水辺にいるときは主に片足で立っている。南北アメリカには4種のフラミンゴが生息する。捕食者から身を守るため群生し、何千羽がともに暮らす。

サンゴヘビ
  • サンゴヘビ
  • コブラ科の毒をもつヘビ。小さな空洞の牙は、毒を出すとき使われる。からだには赤、白(黄)、黒の横帯が入る。砂漠から森林まで様々な環境に生息する。小さなヘビやカエル、トカゲ、鳥のヒナ、リスなどのげっ歯類を食べる。

大アルマジロ
  • 大アルマジロ
  • 南米に生息する最古の哺乳類の一つで、鱗状の板(鱗甲板)で覆われた特異な姿をしている。標高500メートル以下の森林やその周辺にあるサバンナなどに生息し、水辺を好む。体長75~100cm。

メンフクロウ
  • メンフクロウ
  • 南北アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界中に広く生息する。地上での狩りを得意とし、小さな哺乳類、トカゲや両生類、虫などとともにコウモリや鳥類も食べる。

ミツバチ
  • ミツバチ
  • ミツバチは集団で生活し、働きバチは巣の掃除、幼虫の子育て、巣づくり、蜜の運搬や花粉つぶしといった仕事をへて、巣の外へ食料調達に出るようになる。花から集めた蜜は熟成、濃縮することでハチミツとなる。

ゾウガメ
  • ゾウガメ
  • ゾウガメはカメの中の最大種。南米のゾウガメは、草原、森林、岩場などに生息し、樹木やウチワサボテン等の葉、花、果実等を食べる。体内に水分を大量に蓄えることができるため、飲まず食わずでも長く耐えられる。