本展は3月27日をもって終了しました。ご来場のみなさま、ありがとうございました。

宮川隆ブックデザイン展
リトルモアから葉っぱの坑夫まで
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 2004年2月23日〜3月27日(土)
PROGETTOにて(川崎ラ・チッタデッラ)



籠女(かごおんな)
子どものための風変わりなストーリーテリング集
発売記念

Web Press 葉っぱの坑夫プロデュース
宮川隆ブックデザイン展 - リトルモアから葉っぱの坑夫まで -
インディペンデント・パブリッシャーズ2004 併設企画
川崎ラ・チッタデッラ内のブックショップPROGETTOにて

ドキュテックというオンデマンド印刷機をつかって、簡易な紙の本をつくりたい。それは葉っぱの坑夫を立ち上げるときからの夢でした。それがかなって2001年10月、最初のチャップブック「ニューヨーク、アパアト暮らし」を出版しました。ブックデザインは宮川隆さんです。以来、宮川さんには英語ハイク集3册、ヤカマ・インディアンの詩集1册、5册目にあたる今回出版の「籠女」とつくり続けていただきました。宮川さんはふだん商業出版のデザインの仕事をされています。アートブックから思想書まで、さらには葉っぱの坑夫のような非営利出版の作品集にもにもかかわっての、境界を越えて本づくりのフィールドを散策、探検する希少なデザイナーです。そういう宮川さんの仕事を一度連ねつなげてランドスケープのようにして眺めてみたいと思いました。なにが見えてくるか、わたしも楽しみにしています。(2004年2月)

○宮川隆ブックデザイン展のレポートページへ(3月24日更新)

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宮川隆(みやがわ・たかし)、ブックデザイナー、断片的プロフィール

1955年、沖縄・宮古島に生まれる。4人兄弟の4番目。
幼稚園入学前から、絵を描くことに熱中する。
描くものはクルマ、飛行機、船などのデザイン画が主だった。
当時クルマはすべて直線のみで構成されていなければならなかった。
機能上の問題から、タイヤのみ泣く泣くマルを採用。
海鳴りを聞いたときの恐ろしい記憶。今でも思い出せるそう。
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宮川隆デザインによる出版物リスト
リトルモア
1. Slash with a Knife
奈良美智作品集
著者:奈良美智
本体価格:2000円(税抜)

2. Ukiyo 奈良美智作品集
著者:奈良美智
写真:ホンマタカシ
本体価格:1600円(税抜)

3. error
浅野忠信画集
著者:浅野忠信
本体価格:1800円(税抜)

4. 月のオデッセイ
編/翻訳:三枝克之
本体価格:2400円(税抜)

5. ノーム・チョムスキー
監修:鶴見俊輔
本体価格:1000円(税抜)

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宮川さんと5册目の本をつくり終えて思うこと
葉っぱの坑夫・大黒和恵

宮川さんとの本づくりについて思い返してみています。
宮川さんと本をつくるということは、自分がつくろうとしてる本について、もう一度新たな目でその作品を眺めてみることのような気がしています。

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展示会場プロジェット(ラ・チッタデッラ内)について



ここはイタリアの丘陵にある町ヒルタウン。噴水のわきの石畳の小道を登っていくと、小さなショップやレストランが道ぞいに並んでいます。その噴水からすぐのところに、明るいガラス張りのブックショップ、本やアートグッズがにぎやかに並ぶプロジェットがあります。デザイン、写真、映画などのビジュアルブックにくわえて、クリエーターたちから直接仕入れているというユニークでアイディアあふれる作品の数々も宝探しのようで楽しいお店。施設内にあるチネチッタでは「ミスティック・リバー」「ラストサムライ」「ニモ」など話題の映画が12のシアターで上映中。

プロジェット(PROGETTO)
ラ・チッタデッラ内
営業時間11:00〜21:00 無休
tel: 044-211-4616


企画・制作:Web Press 葉っぱの坑夫、宮川隆
協力:宮川隆デザイン事務所、プロジェット、リトルモア、ポシブルブック倶楽部、中西印刷

◎会期中、会場で配布予定のmini-book「本のヒミツ」シリーズ


●mini-book「本のヒミツ その一」("宮川さんのブックデザイン")
A6・12ページ(無料)/会期中プロジェットにて配布



●「mini-book「本のヒミツ その二」("宮川隆さんとオンデマンド印刷本をつくる")
B6・16ページ(無料)/会期中プロジェットにて配布

◎会期後半には、中西印刷提供のオンデマンド印刷本のサンプルの展示も予定しています。

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