このページのテキストと写真・図版は、
Tet's Mountain Cornerの福地哲生さんの許可を得て掲載しています。


キアサージュ
Kearsarge

キアサージュ・ピークは、シエラネバダ山脈にある12,598フィート(約3,779m)の山で、オニオン・ヴァレーの真北、ドラゴン・ピーク(12,995ft/約3,899m)、ゴールド山(13,005ft/約3,902m)の東側に位置しています。オニオン・ヴァレー・ロードからほぼ頂上に至るまで、昔鉱山用に使われていた山道が続いているそうです。福地さんによれば、キアサージュ・ピーク自体はそんなに大した山ではないのであまり知られていないけれど、キアサージュ・パスは一番楽に山越えできることから、シエラネバダを横断するルートの中で最も利用者が多く、登山・ハイキング愛好者にはよく知られている、とのことです。また、峠の西側にはKearsarge Lakesという湖群もあるそうです。

これも福地さんに教えていただいたことなのですが、キアサージュの名は、南北戦争時代のアメリカ合衆国海軍フリゲート艦USS Kearsargeに由来するそうです。南北戦争の海戦で、USS Kearsarge(北軍艦)とCSS Alabam(南軍艦)が戦い、アラバマが撃沈され、それで北軍支持者の金鉱探しがUSS Kearsargeの活躍に因んで、キアサージュを山の名前に命名したらしいのです。

上のキアサージュ・ピークの写真は、ロビンソン湖からの眺めです。福地さんは1994年8月21日に、この山に登頂。ゴールデン・トラウト湖群に向う山道を登っていって、下方に牧草地と湖を見下ろしながら、ゆるい斜面と石のごろごろしたところを上へ上へと歩いて頂上まで行ったそうです。下りの道は、鉱山時代の道を歩かれたそうです。


Photograph Copyright by Tetsuo Fukuchi


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