「こっちに来て、これが欲しいなら、愛するアナタ」とささやいて、「だけどわたしを組み伏せなくちゃね、わたしのからだを。気をつけて、先生が言ったでしょ、強い興奮はさけるようにって」 最早ジャンはひとことも返すことができなかった。痛みは増していき、息が上がっていた。「お願いだから、、、」 ジャンはうめいた。と、突然、ジャンは妻がかがみこんで自分の肩に手を置いているように感じた。至福の感情に包まれる。ジャンは妻の方に手をのばす、もう一度立ち上がろうとして。そしてどさりと床に崩れ落ちた。



art work by Yukiko Suto
イリーナ(Irina)
未発表作品
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