南アフリカのヨハネスブルグの空港に着いたら、周囲の黒人達はレザーのコートに、ニット帽といったいでたち。
アフリカにも冬があるということを、すっかり忘れていたので、前日までの灼熱のインドとのギャップに驚いた。
空港の中はひっきりなしに清掃され、すみずみまでピカピカしていた。アフリカの豊かさを謳った、お洒落なショップも並んでいて、洗練された雰囲気だけれど、空港から一歩外に出れば、世界で一番治安が悪いとも言われるヨハネスブルグの街。ワールドカップ開催を間近に控え、周囲に広がるスラム街を無理やり取り壊しているというニュースも見たことがあり、少し複雑な感情を持った。
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1. 恋をした国〜セレンゲティ(タンザニア)前編