2003年2月に葉っぱの坑夫のプロデュースで写真展「森のレッスン」を開催した
大竹英洋さんの作品展です。(以下、写真展のフライヤーより抜粋)

大竹英洋写真展
Spirits of the North

会期=2003年8月26日(火)〜9月28日(日)
※会期中作品の一部入替えあり。(26日からの開催に早まりました)
会場=平均律 〜珈琲と紅茶とバロック音楽〜
交通=東急東横線「 学芸大学駅」西口徒歩0分
営業時間=月〜土 11:00〜23:00
     日・祝 12:00〜21:00
定休日=期間中は9月8日(月)のみ休日
TEL&FAX= 03-3716-6537

 ミネソタ州北部から北極圏にかけて広がる森と湖の大地“ノースウッド”。
 夏は蚊の大軍に悩まされ、冬は-50℃にまで下がる過酷な環境に加え、とりたてて目を見張る光景もないこの土地は、名だたるアメリカの国立公園と比べれば、その名を知られることは稀でした。しかし、それゆえに、この地にはいまだ野生のオオカミやハクトウワシが生息し、静かに自然の営みが続いています。
 1999年、夢に現れたオオカミを求めてこの地を目指し、以来3年にわたって“ノースウッド”の奥で、簡素な小屋に暮らしながら写真を撮り続けた大竹英洋。「森には気配が満ちている」と語る彼は、その正体を探し求めるかのように単独で森へと出かけ、オオカミの足跡を辿り、フクロウの声に耳を澄ませました。フィルムに収められた野生動物や足下の微小な世界、夜空に光るオーロラや朽ち果てる木々の姿、そして自然界の色彩……。あらゆる自然現象に等しく注がれた、その静謐で透明な視線が近年注目を浴びつつあります。
 そして今回、格調高い音楽と上質の珈琲・紅茶で知られる名喫茶『平均律』を会場に、自然写真家・大竹英洋の写真展が開催されます。世界の辺境を旅し、孤独な野営を重ねるなかで研ぎ澄まされた感性が、宇宙への気づきと色彩の喜びを伝え、見るものの心に響きわたることでしょう。香り高い珈琲や紅茶を味わいながら、バロック音楽とともに戯れる北の森の精霊達との時間をぜひお楽しみください。
→ → 紙版のフライヤーの画像(:250Kバイト、:380Kバイト)を見る

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プロフィール
大竹英洋・写真家
<Hidehiro Otake/Photographer>

 1975年生まれ。一橋大学社会学部在学中より日本各地の山々及び、世界の辺境をトレッキング。そのかたわら写真を撮り始める。1999年、卒業を機にオオカミを求めて単身渡米。以来3年にわたり、ミネソタ州北部の森に通いつづけ撮影を行う。その間、自然写真家ジム・ブランデンバーグ、極地探検家ウィル・スティーガーらと親交を深め、影響を受ける。
 2002年4月以降、東京を拠点に作品を発表。野生動物のみならず石や氷など自然界のあらゆる現象に等しく向けられた透明な視線が高く評価される。2002年12月、青山ブックセンター本店ギャラリーにて写真展示。2003年2月、クリエイターズブックショップPROGETTOにて写真展「森のレッスン INTO THE WOOD開催。『森の位相-完全版-(CD-ROM+chapbook)』を葉っぱの坑夫より2004年秋刊行予定。
*現在「森の位相」プレビュー版を販売中。詳しくはこちらを。

平均律 〜珈琲と紅茶とバロック音楽〜
<HEIKINRITSU -cafee&tea with baroque music-> 
 以前は原宿にあり、11年ぶりに学芸大学駅前に復活した珈琲と紅茶の名店。レコード演奏によるバロック音楽が流れ、100年前に製造されたドイツ・ユンハンスの柱時計が今も時を刻み続ける店内には、香り高い上質の珈琲・紅茶とともに味わい深い空間が広がる。



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