このページのテキストと写真は、The Herb Hunters Guide
(1930年USDA発行)から使用、引用しました。


ピプシサワ
Pipsissewa
ピプシサワ

王子の松、地ヒイラギ、王様の特効薬、リューマチ草、冬の愛、ネコいらず、龍の舌、松チューリップ、などたくさんの別称をもつ常緑の多年性植物です。

ピプシサワは、乾燥した土壌のうっそうとした暗い森の中でよく見られる植物で、ニュー・ブランズウィック(カナダ東部)からブリティッシュ・コロンビア(カナダ西部)の間、南はジョージア州(アメリカ南東部)、メキシコ、カリフォルニアまで広く分布しています。

30cm前後の小さな薬草で、茎は長く、くねくねと伸びますが、その一部は地中にあります。葉は深緑の常緑で、長さ3〜6cmくらい、革のような光沢があり、茎の上の方に集まってついています。6月から8月ごろにかけて、まっすぐな茎から房状に頭をたれる、きれいなすべすべした白、または薄桃色の香りのいい花を咲かせます。葉っぱはハーブとして強壮剤、利尿剤などに使われるそうです。 (「インディアン・テイルズ」の中で、著者メアリー・オースティンはPipsissawaと表記していますが、Pipsissewaの方が一般的のようです)


*このページのテキストと写真の原典は、1930年USDA(UNITED STATES DEPARTMENT OF AGRICULTURE)発行の書籍 "The Herb Hunters Guide"です。ウェブ上のデータ使用にあたっては、Purdue University "New Crop Resource Online Program"から、使用・引用の許可を得ました。
*Sievers, A.F. 1930. The Herb Hunters Guide. Misc. Publ. No. 77. USDA, Washington DC.

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