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クレオソート
Creosote Larrea tridentata

[分布地域]

アメリカ南西部の4つの沙漠地帯に分布。ネバダ南部、ユタ南西端、カリフォルニア南東部、アリゾナ南部、ニューメキシコ南部、テキサス西部、メキシコ西部。

[生育地]

水はけのいい斜面や平原、とくに1200メートル以上の高地のカリーチ層(炭酸カルシウムなどの溶液が蒸発して固まってできた層)を含む場所。単体で生えていても、そうとうな茂みになります。

[花と実]

3cmたらずの黄色くてねじったような花びらをもち、2月から8月にかけて咲きます。ときに1年中花をつけているものもあります。実は球形のうぶ毛のある、赤味がかった白。

[解説]

クレオソートの茂みは、北アメリカの沙漠地帯でよく見られる、この地域の特徴的な植物です。乾燥に強い植物の典型で、他の植物と水を争っても、たいていそれに勝って生き残るので、南西部に広く繁殖しています。
中以上の大きさの常緑の茂みは、地面からくねくねと茎をいっぱい突き出して生えています。ふつうは1メートル少し超えるくらいの高さですが、水が充分あれば3、4メートルくらいまで成長することもあります。小さな(1センチ前後)の尖った黄緑色の葉は、水を貯え、熱を放射します。ひどい日照りの間に、樹脂をふくんだすべすべした葉っぱの一部を枯らすこともありますが、茂みが全滅してしまうことはありません。クレオソートの葉っぱは、雨の後とくに刺激性が高くなり、インディアンの人々には殺菌や催吐剤として使われています。また茂みは、こおろぎやイナゴ、カマキリの隠れ場所にもなっています。

-- A.R Royo
*このページの原文は:http://www.desertusa.com/creoste.html

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