小動物たちがいつ、どれくらいの頻度で泉にやってくるか言いあてるのは難しい。もし春の終りから冬の最初の雨の間に、一匹が一度やって来ただけでも相当の数になると思われ、水の路は確保されるだろう。山かげから黄色味を帯びた朝の光が顔を出す頃に、アナグマが水を飲んでいるのを見たことがある。アナグマは足が濡れるのをきらって、水の浅い場所を探す。ネズミとシマリスは朝も九時をまわってからやって来るのが観察された。泉のそばに住んでいて、一日中立ち働いている大きめのジリス類は、とくに決まった時間に来ることはなく、水を飲みにちょこちょことやって来る。薄曇りの日には、動くもののない間伐をねらって、ハタネズミやノネズミがこっそりと水の路をやって来る。この小さな訪問者たちは、夜に観察するにはあまりに小さくて見つけるのが難しいけれど、ここにたびたび来ていることの証拠に、枯れてカサカサした草の間に何キロもの足跡を残していっている。夜でもごくまれに、灌木の下が草地でなく、砂地が月に白く輝いているような場所で、ネズミたちがせわしなく行ったり来たりして種集めをしているのを見ることができる。でも泉のそばの、ネズミたちの一番のお目付役といえば、サボテンフクロウである。ふわふわ毛皮に斑点模様、地面の巣穴に取り憑いて獲物を漁るこの大喰らいは、日暮れ時に泉めざしてスイッーと飛んできて、バッタやトカゲ、小さくて俊敏な生き物を捕まえて食べ、ノネズミの巣穴に飛び込んで寝込みを襲い、シマリスの巣の入り口では戦闘を繰り広げ、そして一本樹のジュニパーに飛んでいって群がる。もうこのときはフクロウは水をほとんど欲しがらない。夜のメサをさまよい歩いているとき、小川の縁のところで、フクロウたちが馬の脚の下から一斉に舞い上がるのを目にしたけれど、水を口にしたり水浴びしたりしているのを見た覚えがない。泉近くでフクロウが群れをなしているのは、そこで餌を食べていることを意味している。かさこそいう音と小さくホーホーと鳴く声が、弱々しい断末魔の声をたまに挟みながら、泉の一帯で一晩中続く。やって来たフクロウたちが残らず自分たちの山に帰っていったのは、日が登りきった後のこと。もしフクロウのあとをこっそりつけていくなら、脅かして近くの巣穴に追いたてるようなことでもしない限り、丘の斜面まで追っていくことができるだろう。