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9時になって、いや2100時になって、わたしは夕食会の席で題目となった「作家にとってやましさとは」の議論を抜けだし、主催者たちの前からなんとか姿をくらました。「わたしに何かやましいところは?」 作家として? それとも男として? いや何とも言いがたい。たぶんその両方だ。ヴァシーレのわたしへの態度にはどうもひっかかるものがあった。いや当然だ、わたしにそれを非難することはできない。1週間前からヴァシーレはわたしのために、出版社との約束を取りつけたり、S市のアートセンターでフランス現代文学についての討論会をフランス語の先生や学生を招いて開催する企画を進めてくれていた。なのに、わたしはヴァシーレを避けている。
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