
ホテルに着いてさっとシャワーと着替えをすませると、疲れを多少感じつつも心ときめかせながら他の参加者たちに合流した。討議がはじまった。「現代社会において詩の居場所とは?」 この広大な議題にたいして参加者は皆、わたしも含めて、言うべきことをそれぞれ持っていた。人々は自国の言葉で話し、同時通訳が付けられた。
われわれ参加者は食事もともにした。滞在の出費はその寛大さで知られるある国際銀行機関によって賄われていた。一部の作家たちはがつがつと飲み食いに勤しんでいた。「おやおや、東ヨーロッパの人たちは腹すかしだって言うからな」とわたしはつぶやいた。「無理もないことだけれど」 第一日目の昼食時には、エストニアの作家がレストランで酔いつぶれ、大事をとって近くの病院に運び込まれた。ヴァシーレがわたしの方に口を寄せて「現代社会における詩の居場所はどこかって? それは床の上だ! なんてわかりやすい比喩なんだ!」
|
|
|