日本時間12:30

ポルトガルは勝ち点3を確実に取りにくるだろう。第三戦でブラジルに負けた場合を考えると、得点を貯金してコートジボワールとの2位争いで優位に立ちたいはず。チリとスイスは第一戦で善戦して勝ったもの同士。どちらが先に頭ひとつ上に行くのか。スペイン、ホンジュラスはともに負け組の勝ち点ゼロ。スペインは当然勝ちに来るし、勝って当然の実力者。ホンジュラスは一番の優勝候補国に、どういう戦い方をしてくるだろう。


13.30(20:30日本時間)      ポルトガル 対 北朝鮮 7−0 グループG (ケープタウン) 

大差の試合になった。激しい雨のふきしぶる中、選手たちはときに足を滑らせながらピッチを走っていた。北朝鮮はブラジル戦とは違って、前半最初から前がかりになって攻撃をしてきた。勝ち点0の今、相手が強豪であっても勝って先につなげたいという気持ちの表れだろう。積極的に攻めてときにいい局面まで持ち込んだりもしたが、得点にはならず、逆にポルトガルに先制された。1−0で入った後半は、ポルトガルが次々に追加点を入れ、北朝鮮はだんだん元気と可能性を失っていった。ポルトガルにとっては失点0での7得点を得て、コートジボワールとの2位争いで優位に立った。


16.00(23:00日本時間)      チリ 対 スイス 1−0 グループH (ポート・エリザベス) 

体格が大きくて守備的なスイス、体は小さめで攻撃的なチリ。それぞれスペインとホンジュラスに勝っての試合。チリは相手がホンジュラスだったので、本当の攻撃力はよくわからなかったが、スイスに対しても最初から積極的な攻めでゴールを何度も襲っていた。この試合はカードが多く、前半途中にスイスに一発退場のレッドカードまで出た。攻撃の要の選手だった。この試合のレフェリーはサウジアラビア。後半にやっとチリは得点をものにした。攻撃しながらなかなか点が入らなかったのはやはりスイスの守備力なのか。スイスの攻めは少なく、決定的な場面も印象にない。


20:30(22日3:30日本時間)    スペイン 対 ホンジュラス 2−0 グループH (ヨハネスブルグ/エリスパーク) 

第一戦でスイスに負けてしまって勝ち点0のスペイン。チリより勝ちやすそうなホンジュラス相手だし、こんなところで負けるわけがない、はずの試合。何しろスペインやイングランドのリーグで活躍するスター選手の宝庫、世界中のサッカー少年少女が憧れるチームだ。大差で勝っても当たり前の試合だったと思う。スペインは前半に1点、後半に1点追加して、その後動きがよくなったように感じたが、結局2点どまりだった。ファールで得たPKも外し、もう一つうまくいっていない印象が残った。ゲーム自体も見せ場が少なくそれほど面白くはなかった。

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大会11日目 2010.06.21(Mon.)

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