日本時間19:00

第1戦ではスロバキアの特徴はあまりわからなかった。でも対戦相手が変わればプレイも変わるかもしれない。グループFはここまで4チーム揃って引き分けで勝ち点1ずつを持つ。第2戦目でどこも勝ちにくるだろう。スロバキア戦で善戦したニュージーランドにもぜひがんばってほしい。下位の、経験の少ないチームがワールドカップでどんな戦い方をして、たとえ勝ち星なしでもその経験を持ち帰って次に繋げられそうか、そういうところも見てみたい。ブラジルとコートジボワールの戦いは楽しみだ。大きなサプライズが待っているかもしれない。期待したい。

13.30(20:30日本時間)      スロバキア 対 パラグアイ 0−2 グループF (ブルーム・フォンテーン) 

スロバキアはもうひとつピリッとしたところのないパフォーマンスで試合を終えた。見ている途中眠気が襲って、見逃した部分があったが、それも試合の流れのせいか。パラグアイはイタリアと引き分けた第一戦に勝ち点3を加えてグループトップに。イタリア、ニュージーランド、スロバキアが勝ち点1で続く。


16.00(23:00日本時間)      イタリア 対 ニュージーランド 1−1 グループF (ネルスプロイト) 

間違いなく今大会のサプライズの一つに数えられる試合になるだろう。28年ぶりのワールドカップで「勝ち点1を最大の目標に」とやってきたニュージーランドは、第一戦で終了間際に衝撃的なゴールで引き分けて、すでに目標を達成。その勢いに乗って、前回王者のイタリアに最後までパワルフに戦い続け引き分けた。試合開始7分に先制したのはなんとニュージーランドだった。ペナルティエリア内のファールでイタリアにPKを与えてしまい1−1になった後も、攻撃の見せ場もときにつくりながら試合を盛り上げた。イタリアは後半超攻撃型の布陣で猛攻してきたが、運も少なかったのか勝ち越すことができなかった。


20:30(21日3:30日本時間)    ブラジル 対 コートジボワール 3−1 グループG (ヨハネスブルグ/サッカーシティ) 

右腕骨折のドログバがスタメンで出てきた。ブラジルは流れるような連携の中からシュートを繰り返し、前半1点、後半2点入れて勝利した。コートジボワールは良さを出せる場面が少なく、後半に素晴らしいカウンターからのパスを受けたドログバが1点を返したのみ。ドログバは本来の巧さと強さの攻撃がまだ見せられず残念。コートジボワールのラフプレイなどで終了間際試合が荒れ、選手間で2度の小競り合いが起き、ブラジルのカカがイエローカード2枚もらって退場した。再生ビデオでカカの肘鉄の場面が映ったが、典型的な好青年に見える彼もサッカー選手なんだなと思わされる場面だった。

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