日本時間12:00

オーストラリアは第一戦で不運にもストライカーのケーヒルが退場になり、この試合には出られない。何かやってくれる人だけに残念だ。相手は手強そうなガーナだし、でも何か見せてほしいと思う。日本がオランダ戦でどう戦うのかまったく見えない。カメルーン戦で見せた一新したコンセプトでやり続けるのか、それとも。第一戦で負けてしまったカメルーンも、デンマークも、第2戦ではどちらも勝ちにくるだろう。とくにカメルーンは最後がオランダ戦なので、ここで負けると厳しくなる。A・ソング(カメルーン)にはぜひ出てきてほしい。監督との不和が噂されているらしいが、プレイでカメルーンの良さを見せてほしい。


13.30(20:30日本時間)      日本 対 オランダ 0−1 グループE (ダーバン) 

カメルーン戦につづき、あまり面白味のない試合になった。日本は第1戦目と同じく、自陣に張りついて「失点しないため」の試合をした。後半早い時間帯にオランダが動きを見せスナイダー(伊・インテル)の強烈なシュートで得点、そのままゲームは終了した。どちらにもチャンスの少ない動きの小さな試合だったが、決定機に日本はシュートを外し、オランダは決めることで勝利した。試合終了後のインタビューでスナイダーは「前半はいいテンポで動けた。後半にそれを完成できた。やりにくい試合ではあったが。」と語っていた。


16.00(23:00日本時間)      ガーナ 対 オーストラリア 1−1 グループD (ルステンブルグ) 

第1戦で一発退場させられたケーヒルのいないオーストラリアだったが、前半早い時間にゴール。意外な立ち上がりになった。後のないオーストラリアは終始攻撃的で、先取されたガーナも失点後さらに攻撃的になり、先の展開を期待させる試合になった。ガーナのプレイヤーは勝ったセルビア戦同様、素晴らしいパフォーマンスを見せていたが、ヨーロッパのプレイヤーと比べるとややシュートの精度が低いように見えた。オーストラリアはこの試合でも前半に退場者を出し、そのPKで失点した。決定的なシュートを腕で止めてしまったのだ。


20:30(20日3:30日本時間)    カメルーン 対 デンマーク 1−2 グループE (プレトリア) 

見応えのあるエキサイティングなゲームになった。日本戦でかなりひどいパフォーマンスを見せたカメルーンだったが、この試合で名誉挽回した。日本戦で出さなかったA・ソング(英・アーセナル)を出すなど修正してきたカメルーンは、前半早い時間にエトーが得点。試合全般を通じてA・ソングは攻守にわたっていい動きをしていた。デンマークは再三きれいな攻めの形をつくってゴールに迫り、前半に追いついた後、後半に勝ち越し点を入れて勝った。カメルーンもいい攻撃を仕掛け決定的なシュートもいくつかあったが決められなかった。日本、オランダ戦とは対照的に、オープンなゲーム展開で見る者を魅了した。カメルーンはこのゲームを落としたことで、一番乗りでグループリーグを敗退した。

大会10日目 >>>

ドキュメント<2010年南アフリカの小宇宙> サッカーW杯全試合観戦記

大会9日目 2010.06.19(Sat.)

index