日本時間16:00

第一戦でガーナに負けてしまったセルビア、オーストラリアに圧勝したドイツ。ドイツはスター選手も少なく地味で今大会ではあまり注目されていない。でもオーストラリア戦を見た感じでは強そうだった。かなりのところに行くかもしれない。スロベニア、アルジェリアの試合はあまり面白くなかった。対戦相手が変われば違う側面が見えるかもしれない。期待したい。番狂わせがなければ、グループCはアメリカ、イングランドがそれぞれ勝って、勝ち点4で並ぶだろう。特にイングランドは優勝候補の一角であるし、まさかここで負けるわけにはいかない。


13.30(20:30日本時間)      ドイツ 対 セルビア 0−1 グループD (ポート・エリザベス)  

あれほど強そうだったドイツがこの試合ではうまくいかなかった。チームの状態が悪いようにも見えなかったけれど、決定的な場面でボールがゴールに入らなかった。セルビアはガーナ戦ではレッドカード退場などもあり、期待したようなプレイは見られなかったけれど、この試合ではよく戦っていた。ヨーロッパ予選を1位通過してきたのが納得できるようなプレイだった。チームのコンディションや精神面、対戦相手との相性などでゲームは変わるものなのだ。前半のカードによるクローゼ(ドイツ)退場は残念だったが、セルビアはあわや同点かというPKも防ぎ、粘り強いチームであることを見せてくれた。

16.00(23:00日本時間)      スロベニア 対 アメリカ 2−2 グループC (ヨハネスブルグ/エリスパーク) 

前半のスロベニアの2ゴールはどちらも素晴らしかった。アルジェリア戦ではよくわからなかったスロベニアの良さが全開していた感じ。試合前はアメリカに歩があるのではと思っていたのに、前半を2−0で終了。このままでは終わりそうにない雰囲気はあったし、期待したかった。後半すぐ、強烈なシュートで1点を決めたのはドノバン、やはりこの人だと思った。何かやらずには終わらせない、と思わせる選手。さらに1点を決めてドローに持ち込む。終盤惜しいシーンもあり、もう少し時間があればアメリカが逆転していたかもしれない。


20:30(19日3:30日本時間)    イングランド 対 アルジェリア 0−0 グループC (ケープタウン) 

イングランドにとっては大変な番狂わせだっただろう。アルジェリアはスロベニアとの第一戦で良さがほとんど見えなかった。でもこの試合ではイングランド相手に及第点以上のプレイをしていたのでは。攻守にわたって巧さといいプレイが見られた。イングランドは決定的な場面が少なく、チャンスもものにできなかった。多くのイングランドファンはがっかりしているのではないか。アルジェリアは勝ち点1を取り少し希望につなげられた。イングランドはこれで勝ち点2、次のスロベニア戦では勝たないと先に進む可能性が低くなる。スロベニアの良さが見えた後だけに、難しい試合になるかもしれない。

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大会8日目 2010.06.18(Fri.)

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