日本時間16:00

アフリカ4番目に登場するコートジボワール。ここまで「ホーム」のアフリカ勢は南アフリカがメキシコとドロー、ナイジェリアがアルゼンチンに負け、ガーナがセルビアに勝って、一勝、一分け、一敗。決勝トーナメントに2カ国は残ってほしい。北朝鮮の戦いぶりも楽しみ。44年ぶりのW杯出場権を得て、チーム一丸となってがんばっているようだ。開幕日直前までメンバーのアン・ヨンハッ選手のツイッターを毎日読んで、チームの状態や親善試合の結果を追っていた。今年3月に起きた韓国艦沈没事件以来、何か悪い事態にならないかずっと心配していたので、今日チームが試合を迎えられることを喜びたい。


13.30(20:30日本時間)      ニュージーランド 対 スロバキア 1−1 グループF (ルステンブルグ) 

バーレーンとのプレーオフで予選突破のニュージーランド。人口420万人。チェコスロバキアからの分離独立後初のW杯本大会出場のスロバキア。人口540万人。小さな国同士の、そして位置づけとしてはアウトサイダーの、多分一般にはあまり興味をもたれないかもしれない試合。スロバキアはチェコ時代も含めヨーロッパのチームであり、優位に見えた。前半は緊張もあってかあまり見せ場もなく0−0で終了。が、後半すぐにスロバキアが流れの中からゴールをゲット。勝負は決まったかに見えた終了間際のロスタイム、ニュージーランドがクロスをヘディングで合わせ豪快なシュート、喜びが爆発した。


16.00(23:00日本時間)      コートジボワール 対 ポルトガル 0−0  グループG (ポート・エリザベス) 

雨の中の試合。C.ロナウド、ドログバと、どちらもスター揃いで話題に事欠かない。結果はドローだが、90分通して緊張感のある見応えのある試合だった。腕の骨折で出場が心配されたドログバも後半途中出場、見せ場はあまりなかったが、登場シーンではスタンドをおおいに沸かせた。コートジボワールは力のあるチームに見えた。W杯で成績はまだ残していないが、今回は見せ場をつくるかもしれない。次の試合はブラジルと対戦、どんなゲームになるか楽しみ。ポルトガルは直前のケガでナニが欠けたのが残念。とはいえ、ぞろっとすごいプレイヤー揃いのチームである。


20:30(16日3:30日本時間)    ブラジル 対 北朝鮮 2−1  グループG (ヨハネスブルグ/エリスパーク) 

北朝鮮が守備を固めてカウンターを狙うチームであることは、予選を見て知っていた。ブラジルは攻めあぐねて前半は0−0。このままで済むわけはないと思っていたところ、ブラジルがマイコンのシュートで得点。ほとんど角度のないところからの素晴らしいもので、緊迫感が一気に溶けた。ゴール後のマイコンの祈るようなポーズが印象的だった。W杯に登場すること自体がサプライズだったFIFAランク100位以下から得たゴールも、この場では、そしてマイコンのような欧州クラブでスペシャルな選手にとっても、かけがいのないもののようだった。そして終了直前にチョン・テセからのパスを受けたジ・ユンナムが素晴らしいシュートで1点返したことも大サプライズ。

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ドキュメント<2010年南アフリカの小宇宙> サッカーW杯全試合観戦記

大会5日目 2010.06.15(Tue.)

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