日本時間16:00

ギリシア、韓国、アルゼンチン、ナイジェリアのグループBには注目している。ヨーロッパ、アジア、南米、アフリカの四つの地域からどの二つが残って決勝トーナメントに進めるか。アルゼンチン+1だとするなら、韓国に残ってほしい。今大会のチームは面白いと思ってずっとウォッチしてきた。たとえばイ・スンヨル(21才)、FIFAオフィシャルページのベスト・ヤングプレイヤーにも選ばれている。代表経験はまだ少ないので、スタメンではなく、ここというポイントで投入されるのではないか。ポジションはFW、背番号は11。期待を感じるナンバーだ。


6.12(Sat.)
13.30(20:30日本時間)      ギリシア 対 韓国 0−2 グループB (ポート・エリザベス) 

ネルソン・マンデラ・ベイ、海抜0メートルにあるスタジアムでの素晴らしい勝利、これで韓国は目標のグループリーグ突破のきっかけを手にした。パク・チソンはやっぱり欧州レベルを感じさせるプレイでチームを引っ張っていた。実際のプレイでチームメイトたちに何をどうすべきかを示していきたい、と語っていた新キャプテンは、その通りのことをやってみせた。ディフェンダー二人を振り切っての鋭いゴールをここという場面で決めて、勝利を予感させたのも素晴らしかった。パクのプレイはイングランドのプレミアリーグでずっと見てきたが、その経験が生かされた試合ぶりだった。


6.12(Sat.)
16.00(23:00日本時間)      アルゼンチン 対 ナイジェリア 1−0  グループB  (ヨハネスブルグ/エリスパーク)

世界レベルのスター揃いのアルゼンチンと地元アフリカチームの一戦。話題のつきないマラドーナ監督(アルゼンチン)の試合中の挙動も見逃せない。試合はスタート直後からスーパースター、メッシのドリブル突破やテベスの鋭い走りで目をくぎづけにされ、これは大量得点かと思わされたが、結果は1−0だった。素晴らしいシュートはたくさんあったけれど、GKのファインセーブもあり決められなかった。第3戦目で韓国と対戦するナイジェリアの戦いぶりにも注目していた。体が大きく、攻撃的な試合運びをするいいチームのようだ。これは韓国にとって手強い相手になりそうだ。


20:30(13日3:30日本時間)    イングランド 対 アメリカ 1−1  グループC (ルステンブルグ) 

イングランドは世界レベルのスタープレイヤーが揃っているチーム。今回は優勝候補のひとつに数えられてもいる。アメリカはアウトサイダーと見られているチームかもしれないが、W杯ではいつもいいプレイをして健闘を見せている。イングランドチームはプレミアリーグでプレイしている人ばかりで、ほぼ全員、顔と名前が一致する。アメリカの方にも、3大会出場のドノバンなど2、3知っているプレイヤーがいた。試合開始直後にイングランドが先制したので、勝負あったかなと思ったが、GKの思わぬミスからアメリカにゴールが生まれた。

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大会2日目 2010.06.12(Sat.) 

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