日本時間16:40

ワールドカップ南アフリカ大会があと数時間で開幕する。FIFAのオフィシャルページのカウントダウンはdaysの欄が消えて、hrs, mins, secsとなった。第一戦はヨハネスブルグでの南アフリカとメキシコの対戦。ホスト国がグループリーグを突破しなかった例は今までないので、今回も南アフリカが決勝トーナメント初進出するのか。1994年の初参加以来、2回本大会に来ているがどちらも1次リーグ敗退だった。対するメキシコは4大会続いてグループリーグを突破、今回を迎えた。

2010.06.11(Fri.)  14:00(21:00日本時間)   オープニング

ヨハネスブルグで行われた開幕式。標高1700メートルを超える高さにある都市、8万人を超えるスタジアム、そこで南アフリカの民族楽器ブブゼラの大音響と大観衆の歓声に包まれて大会がスタート。パフォーマーたちのビビッドなコスチュームと、くすんだアーストーンの不思議な色合いの布によるパッチワークで象られたアフリカ大陸の表現が新鮮だった。FIFAのブラッター会長とズマ大統領がそれぞれ、聴衆に向かって短い言葉を投げかけ、大観衆が歓声でそれに応えていた。


6.11(Fri.)
16.00(23:00日本時間)      南アフリカ 対 メキシコ 1−1 グループA (ヨハネスブルグ/サッカーシティ)  

黄色とグリーンの南アフリカ、上下黒のメキシコ。前半メキシコが押しているように見えたし、メキシコチームの動きはよかったので心配したが、最初のゴールはカウンター攻撃からの速攻で南アフリカ。大会初ゴールにふさわしい豪快なシュート。場内が一気に盛り上がる。日本時間で午前0時を少しまわった頃だった。これで南アフリカに勢いがついて追加点か、と思ったが、惜しいチャンスはあったものの得点にはならず、メキシコが1点入れて1−1のドローで終わる。南アフリカのゴール・パフォーマンスは4、5人並んでのダンスだった。


20:30(12日3:30日本時間)    ウルグアイ 対 フランス 0−0 グループA (ケープタウン) 

海辺に近いグリーンポイント・スタジアム(66000人収容)にて。FIFAランキング9位のフランスと16位のウルグアイ。フランスはスタープレイヤー揃い。イングランドでプレイする選手が多いので、自分にとってはよく知った顔が並ぶ。ウルグアイのほうに知っている選手はいない。オランダやスペインなどヨーロッパのクラブでプレイする人もいるようだ。緊張感のある試合運びで決定的な場面もいくつかあったが、結果は0−0のスコアレスドロー。これで初日のグループAは各チーム勝ち点1ずつとなった。日本人主審を中心とするアジアン・レフェリー団だった。

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ドキュメント<2010年南アフリカの小宇宙> サッカーW杯全試合観戦記

大会1日目 2010.06.11(Fri)

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