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グレートベイズン沙漠
The Great Basin Desert

グレートベイズン沙漠は、アメリカ最大の沙漠で、約30万平方Kmの広大な乾燥地域です。西はシエラネバダ山脈、東はロッキーマウンテン、北はコロンビア平原、南はモハベ沙漠とソノラン沙漠を境界とする地域です。
緯度が北にあるため、そして高地(低くて900m、ふつうは1200m〜1950mくらい)であることから、涼沙漠、または「冷沙漠」と言われています。 年間降水量は18cm〜30cmで、北アメリカの他の3つの沙漠と比べると、年間をつうじて平均的です。冬は雪が降ることもよくあります。
Playasは、最近の地質活動により、グレートベイズンでもよく知られる場所になっています。他の3つの沙漠との違いで目立つのは、野生植物の背が低く、同種のものに占有されることが多いことです。1種類の植物が何マイルにもわたって広がっていることもよくあります。典型的なかん木として、セージブラッシュ、ブラックブラッシュ、シャドスケール、モルモンティー、グリースウッドなどがあります。ときにユッカが見られ、サボテンはまれにしか見られません。
コロラド平原はアリゾナ州北東部に位置していますが、ユタ、コロラド、ニューメキシコの3つの州と境界を接するフォーコーナズ地帯をふくみ、ときにグレートベイズン沙漠として、ときに別の沙漠「ナバホアン(Navajoan)」とされています。また、沙漠ではないとみなされることもあります。平原は果てしない不毛地帯と露出した壮大な地質形成層をふくみ、ビャクシン、ピニョン松が多生し、概して高度のある場所となっています。
Desert USAによるおおよその境界線 - 南をモハベ沙漠とソノラン沙漠を通る州道40号線まで、北を70号線まで、西をネバダ州のUSルート395号線まで、そして東をコロラド州のUSルート550号線とニューメキシコ州の大陸分水嶺まで、としています。
-- A.R Royo(1999年6月)
*このページの原文はこちら:http://www.desertusa.com/du_basin.html