ラス・ウバスではどの家も土でできている。厚いしっくいのアトービの壁は、洞窟のように暑さ寒さから身を守ってくれる。男たちは皆熟練した馬乗りで、そのためがに股の足をしている。どの家にも犬がいて、ぶちの雑種で、土床の上で舌を垂れている。人々はメキシコの町や村で話されている言葉よりもっと、純粋なカスティリャ語(スペイン標準語)を話す。誰と誰を親戚と見なすかは、多かれ少なかれ誰もが同族だという考え。彼らの間では悪事というのはそれほどない。盗みや人殺しを誘発するのは、蓄えがなく人から「借りなければならない」ときだ。どうしてもそれが欲しいときは、いわゆる「神の恩寵の前に人様の肉を頂こう」となり、先達たちも同じことをしている。えっ、なんですって! 飢え死にするよりも聖人になれとでも? それに、聖なる教会だって、何かの際には、あれやこれやであなたから取り立てているではないか。さあそこを抜け出して、世間的な存在価値にこだわるあなた自身から、そしてあなたが汗をかかなかったことは忘れなさい。さあそこを抜け出して、褐色の谷間と豊かな胸うねる山々に導かれて、心穏やかな日々へ、温かく、土臭く、心休まるエル・プエブロ・デ・ラス・ウバスへいらっしゃい。

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