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薄っぺらな小さな布切れを手に、隣の部屋にもどった。ディアナのチュニックを素早く脱いだ。わたしは真っ裸だった、、、あわてて小さな布でからだを覆った。あわてて、ぎこちなく。鏡の方に進みでて、しばらくじっと見据えた。そう、わたしはヴィーナス、愛の女神ヴィーナス。ちょっと待って、、、正しい登場の仕方をしなくては、、、。ベッドサイドの照明が透けた布を際だたせていた。灯りをわたしの背後に置くことにした。効果がさらに際だつように。最後にもう一度自分の姿を確認した。あらわな胸、ほどいた髪が肩で波打っていた。腰回りの小さな布切れは太ももの上の方に貼りついていた。わたしは自分のこの姿がとてつもなく好きになっていた。学校よ遥かかなたへ。ヴィーナスはいま、その崇拝者に捧げられようとしていた。
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